ディズニー映画「ファインディング・ドリー」より。明日から使えるピンチの乗り越え方

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ファインディング・ドリー、見てきました。

可愛くて、愛くるしいオレンジのしましまが入った熱帯魚のニモの物語。ファインディング・ニモの透き通る、きらびやかなサンゴ礁の海の場面を覚えている方も多いのでは。

10秒前の出来事も忘れてしまうドリーが、生き別れになった両親を探しに行く物語です。

ドリーが、余り考えも無く心の赴くままに行動する破天荒さとマーリン(ニモのお父さん)の常識的な、時に人(魚?)を傷つけてしまう言動が対になっていて面白いです。

もちろん、現実世界では、マーリンの慎重さが多数派であり、着実な日々の生活の基盤になっていると思います。マーリンの考え方を使っていけば、日々の着実な生活を手に入れることができるでしょう。

しかし、ここは、ディズニー映画の世界。マーリンの考えだけだと、映画にならない。ドリーの破天荒さが、映画には、どうしても必要なのです。

ドリーは、思いのままに行動していきます。型破りです。ドリーの、「え!そういうことするの!」という突飛な動きに、うちの息子も、前のめりになってスクリーンに食らいついていました。

そして、当然のごとく、ドリーはピンチに遭遇します。そうしたドリーを追いかけるマーリンとニモも、同じく、追い込まれます。

ここで、終わりか!(ディズニー映画なので、Happy Endに決まっているのですけどね^^)という時に、もうひとつのドリーの力が発揮されるんです。

その合言葉は・・・

ドリーだったら、どうするかな?

この言葉が出た瞬間に、世界が不思議と開けるのです。急に、ガチャッと場面が変わるのです。天地が軽やかにひっくり返る感じ。

このガチャッと感。

どこかで馴染みがあるなぁ、と。難題に行き詰った時に、コーヒーを口に含んだ最初の瞬間。急に軽くなる感じ。

何回か、このピンチと、それを切り抜けるドリーご一行を見る中で、先ほどの言葉が、何度も出てきます。この映画の主題なんだろうなぁ、と否が応でも感じます。

そして、こんなに気楽に道が拓けて行くといいなぁ。この「ドリーだったら」を身につけてみたい。と思うのです。

では、どうしたら、こお「ドリーだったら」をできるのか?
こんな感じだと僕は思いました。

止まっている息を、ふっと、吐いてみることだと思います。

呼吸を止める。きゅっ、と集中する瞬間があって、その時に、息を止めると上手くいく。短距離走のように、ゴールが目に見えて、そのゴールに集中すればよいのであれば、息を止めていても上手くいきますね。

一方で、吐いてみると、緩みます。ぼーっとします。ぼーっとすることが悪いように言われることが多いですが、ゆるむと、目の前のゴール以外の様々な風景が、感じられるようになります。自分の全方位の物事が感じられます。

行き詰った時というのは、集中していたゴールが、ふっと遠のく時。その時には、集中していた状態を、ふと緩め、他の道を探すことが重要です。

その鍵が、この映画だと、「ドリーだったら、どうするかな?」です。

僕自身が日常使っている方法を、ご紹介します。

最も手軽にするには、声を出すことです。誰か、隣に人がいるのであれば、話しかけるだけで、息を吐くことができます。独り言も、息を吐くと言う点では、頭の中だけで考えるよりも効果的ですね。動物のように唸り声を上げることも、良いでしょう。

ただ声を出すと周囲の注意を惹き、あやしさが増すので、もっとエレガントにするには、自分の呼吸を意識するトレーニングを積むことです。座禅は、ゆっくりと息を吐くことに意識を集中させるので、良いトレーニングになります。

息を吐くことで、ガチャッと場面が変わります。あ、こんなところに出口があったんだ!と気づける視野の広さを得られます。

講師やコーチングをやっている時に、出口が見えなくなる時には、息を吐くように、常日頃意識しています。ちょっとのことなんですが、見えてない出口が見えるようになるものです。

ドリーのように軽やかに、生きられると、きっと楽になれる。

心のままに、そして、壁に当たった時に、「ドリーだったら、どうするかな?」、

そっと、息を吐いてみましょう。多くの助けが周りに潜んでいると思います。

予告編どうぞ。

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