「ふろぷろ」は慶應大生が立ち上げ、起業経験者や経営大学院講師(これが、私、高原のこと)等のノウハウを元に、全国各地で出張授業を高校生向けに行っています。
いままでに、6地域で活動をしてきました。仙台・いわき・石巻・上田・今治・豊橋。色んな苦労がある中なのですが、今年度の高校生が活動した最終報告会(@仙台)をします。ご興味あれば、ぜひサイトをのぞいてみてください。高校生の発表を聞くと、きっと聞いている方が元気になると思います。高校生がこんなに真剣にやっているのに、僕らは、もっとやった方がいいんじゃないか?ってね。
ふろぷろを、このブログで取り上げるのは初めてなので、少し、立ち上げたころの話を思い出を書きます。
簡潔に述べると;
- 行動の積み重ねが、セレンディピティな出会いを生む
- 出会いはしているが、行動にできるかどうかは、願いと自信があるかどうか
- 新しいチームには、新しいやり方を。幅広い人たちと一緒に何かを創り上げるコラボレーションにはコツがある
という物語です。
このふろぷろは、僕自身が、GRAのパラレル・キャリアを通じて、自信をつけはじめた中で、2014年のはじめごろの奇遇な出会いで共同創業したプロジェクトです。
当時、東京の高校生向けの起業家イベント(コンテスト形式で、優勝したら活動支援金100万円支給。リブセンスの村上さんなどすごいゲストをいっぱい呼んでいました)の渉外をやっていた増渕さんという高校生(現在のふろぷろ代表であり、G1カレッジの学生代表でもあります)が、グロービスに協賛を求めに来たんですね。グロービスは、「クリティカル・シンキング」研修の提供で協賛することになりました。その時、GRAで中学生向けのキャリア教育をしていたこと、そしてソーシャルな活動に興味を持っていたことが、私が勤めていたグロービス社内で少しずつ広がっていたので、高原が適任だろうということで、講師兼企画をアサインされました。GRAの活動をしていなかったら、アサインはされている確率は低くなっていたと思います。
増渕さんとメールで連絡しながら最初に会ったのは、六本木のスターバックスでした。高校生とは思えない、流暢な喋りに驚きながら、要求水準が高く、少々驚き、どうしようかと迷いながら、企画をすることにしました。ただ一度会ってからの連絡は、途切れがちになって、普通の高校生らしいなぁと思いながら、クリティカル・シンキング研修の提供までお付き合いした覚えがあります。今から思えば、激務の中で、すべての人に小まめな連絡は難しかったんだろう、と思えますが・・・。
この出会いの後、東京の高校生向けの起業家イベントを、宮城県でも行えないかと思い、相談を増渕さんに持ちかけたんですね。私自身、GRAで宮城県山元町のキャリア教育に関わっていく中で、若い学生たちが自分の心からの願いに向けて何か創り上げることを支援したい、そしてGRAの掲げる10年100社10000人のビジョン達成に向けて、もうひと押し、レベルを変えたいと思っていました。この私自身の願いがなければ、増渕さんに声をかけることはしなかったでしょう。
まぁ、あのすげーイベントを作る増渕さんだから、色んな人から色んな話をもらっているだろうし、僕の話も多くの話の一つでとるに足らないものかもしれないかな?と思っていたら、「何か一緒にやろうと言ってくれる高原さんのような人が少ない」と増渕さんに言ってくれたんですね。結構、意外でした。こんな面白い人をほおっておくなんてもったいないなぁ、と思いましたね。
ここから、私のふろぷろの歴史がはじまります。
これが、ふろぷろの誕生の物語の半分側です。
もう半分側の物語は、増渕さんが入学した慶応大学の鈴木寛ゼミで起こっていました。その後「卒」卒業を掲げることになる嶺井さん(初代ふろぷろ代表/学生起業家/今はAO義塾の副社長/まだ学生)と尾林さん(その後鈴木寛ゼミのゼミ長)ら、学生グループが東北班ということで、東北で何かをしようということで、画策していました。そして、創業メンバーとなるグループが生れます。
そして、多彩な個性と学生・起業家・大人、湘南・麹町・いわき・仙台・石巻の多拠点マネジメントによる新規コンテンツ開発と集客の怒涛と混沌の「ふろぷろ」物語が幕開けとなるのです。
この混成メンバーは、絶妙な化学反応を起こしました。不安はありましたが、いつの間にやら、チームワークに変わって行きました。
もちろん、あ、こりゃ、「ふろぷろ」なくなるな、と思ったことが、片手で数えるくらいはありました。そして、一つ一つの仕事をみていたら、グロービスやGRAだったら、絶対許されないな、ということは、100回は優に超えていると思います。数えることも馬鹿らしいくらい。多くの人に呆れられたと思いますが、優しく見守っていただけました(この辺りのぐだぐだな物語は別に書きたいと思います)。ありがとうございます。ただ、はっきりと間違いなく断言できることは、私がグロービスやGRAのやり方をそのままこのチームに適応させていたら、うまくいかなかったと思います。新しいチームには、新しいやり方を。幅広い人たちと一緒に何かを創り上げるコラボレーションにはコツがあると思います。
でも、なんやかんやあっても、立ち上がって、やりきったんですね。あぁ、これでいいんだな、と深く思いました。今まで、迷惑をかけないように、こうしなければいけない・ああしなければいけない、という数限りない常識を破ってくれました。
そして2年目に続いて行きました。2年目が今、最終盤となり、終わろうとしています。
下の写真メンバーが、愛する仲間たち(一部)です。1月に楽しげに鎌倉で合宿をしたそうです(僕が行けない日に設定したことを、今でも根に持っていますw)。
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