2018年を終えるにあたり、振り返り

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創造の生態系づくりに惹かれ、コンセプトを創り、試す年でした。コンセプトには、願いと、ステークホルダーの関係の在り姿を夢想する営みです。夢であり、理想であり、妄想であり。そこに、お互いの響く姿を思い描く。現実は、しがらみであり、恐れであり、蒙昧でありながら。この狭間を蠢く、文字通り、春を迎える、虫のごとき地道な営みの日々でした。

地表近くでもにょもにょと動く年となりました。季節で言うと、啓蟄です。

来年は、この動きが芽をもたげ、カタチを世に表す初春の時期になるよう、願い、行動します。

  • グロービスの知見録で、書き始めた年になりました。
    「社会を変える起業家のための処方箋」シリーズを仲間たちと始めました。経営大学院に身を置く者として、必要なチエをいかに届く形で伝えていくか、来年も模索していきます。
  • 今年から、グロービス・ベンチャー・チャレンジをリードしました。グロービス在校生・卒業生の日英の40弱のプランから、選考を行いました。選考するという営みは、常に悩ましい営みです。全てを賭けようとするリーダーの想いを、感じ取ることの難しさを感じます。選考の後に、出資というまったく別のプロセスが動きます。出資を通じて、何を実現したいのか?受け入れ企業とグロービスの間の対話をどこまで促進できるのか?がんばりどころです。
    今年は、堀義人セッションを出資引受企業と行いました。価値は何か?垣間見る機会となりました。
  • KIBOW社会投資は、2号ファンドを4月に設立し、次のステージに歩みを進めました。私自身は、新しい投資先の社外取締役となることになりました。
    manaby社です。e-learningとダイアログを特徴とする、就労移行支援事業者です。
  • 「無知の知」に出会う。サイエンスの大切さを知る年になりました。経済学、社会学、哲学、そして医学にふれる年になりました。無力さを実感するからこそ、学ぶ。科学への信仰を深める年となりました。
    特に、医学は、忘れられません。知らなければ、知らなくてすむ。しかし、知ることで、人の人生が変わる。「拡大治験」に家族が参加する機会になりました。得られる機会が違う。人の人生に知識は大きく有用である、という想いを得ました。
  • 多くの体験を共にしました。人の死、病、熊川哲也のクレオパトラ、越後妻有の大地の芸術祭、山形・伊豆への旅行、セラピー、映画、ミュージカル、清流とサウナ、沢登り、大臣の前でワークショップ、大雨で県外に出られない、グロービス学び放題の動画出演からリアルイベント、共同創業したNPOのイベントと今後、プロボノに関わるトークセッション、法人・個人向けのコーチングセッション、女性リーダー・学生向け起業セミナー、起業ゼミ。

みなさま、ありがとうございます。

そして、こうした中で、来年に向けて、意識していきたいのは、

  • 創造の生態系を作り上げる熱量。きっと、その熱量は、自らを変える契機になるものになりそうです。
  • 仲間づくり。まだまだ、何か、遠慮しながら、おっかなびっくりで人と付き合っているようです。どうしても恐れが混じり、遠慮してしまいます。遠慮をこえて、交歓し、お互いの生の歓びを歌い上げる仲間を得る、そうした自身でありたいと思います。

本物ではない自身を、焼き尽くし、純化する2019年にしたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

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