やっぺすの兼子代表が、2年半越しでオファーし続けて、実現した池上彰さんの講演が「Eyes for Future by ランコム」で実現されました。「Eyes for Future」はランコムが、東日本大震災の後に、マスカラ1本につき100円の寄付金を原資に、2013年から石巻市・やっぺすと共同で開催されています。池上さん以外に、重田みゆきさんの講座など、すごいです。僕もビジネスの観点から4月と今日の午前中2回講座を持たせていただきました。
で、午後、池上さんのお話を聞くことができました。さすがに面白く、最後までいろいろと勉強になりました。
感じたのは、池上彰さんの少しゆっくり目のペースで話す言葉と声質の良さ。
奥深い言葉がいくつかありました。
「女性の自立が、女性に依存しきっている男性にとっての自立にもつながる」
「『馬鹿なことを言うんじゃないよ』ではなくて、真正面から質問を受け止める」
「福島第一原発の事故を通じて、専門用語がメディアで使われ受け手が混乱した。深くて暗い川にブリッジをかける仕事が必要となると思った」
「(フィリピンのスラムに住んだ中で、教育を受ける機会を得て学校の先生になった人の言葉として)教育とは人から奪われることのない財産です」
特に、私の興味関心の強い「勝ち癖」「勝ちパターン」をつくる、という点で、小泉進次郎議員の演説のパターンを紹介いただいて、なるほど、と思いました。
方言を入れる
そこにいるひとをいじり
その場所の食べ物についてかたり
自民党の悪口を少しいい
しかし、最後には投票してくれという
このパターンで、演説をしている。進次郎議員が「池上さんから言われたから、パターンを変えてみた。すると、なんで方言について触れないんだ、と言われるので、結局戻した」と。
一度出来た勝ちパターンは、強力ですね。
そして、池上さんの講演を聞きながら、彼のパターンは何かな?と
この会や場にどれほど来たかったのか、入れる
週刊こどもニュースの話をする
伝えることで「大人」や「プロ」が陥らないコツを伝える
事例を伝える
「大人」や「プロ」(権力者側や専門家)の批判をする。
(過度に貶めるのではなく、もったいないというトーンで)
これが、池上さんの講演パターンなのかは他の講演を繰り返し見て検証していかないといけないですが、今の段階での仮の答えです。
勉強になりました。
受講生のみなさん、ぜひ、素敵なプランを実現してください!