予想外のアメリカ大統領選挙を終えて ~受け容れられない事実への対処法~

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予想外の大統領選の結果と共にいられない・・・。落ち着かない。
こうした場合の対処法について書きます。

■共にいられない事実

アメリカ大統領選挙で、トランプ氏が勝利しました。昼間、facebookで情勢を見たとき、

 「何かの間違いじゃないか?」「なんで?」「所詮、SNSだしな・・・」

そして、トランプ大統領誕生が明確になってくると、

 「おかしいだろ?」

「これって、ポピュリズムの極みでは?ナショナリズムでは?2・26事件のあとのように・・・。やっぱり、ティーパーティとか、うっ屈した層の声が強くなっているのか?紛争が起こってくるのでは?アメリカが核による先制攻撃を仕掛けるのでは?うーん、、、もやもや」

こんなのが、自分の中でぐるぐるしています。

何か、身体がぷるぷるしています。胃の裏のあたりが、おかしい

身体にも、バッチリあらわれていますね。

facebookの友人の書き込みを見ていても、同じように感じている人が多い印象を受けます。

まったく予想だにしなかった出来ごとに、あわてふためく。何にあわてふためいているのかよくわからないのだけど、あわあわする。

考えるだけでも、むかつきが出てくるような、悲しみがでてくるような、共にいられない何か、がある時に、どうするか?

■共にいられない事実と、共に居続ける重要性

逆説的ですが、共に居続ける、が対処法です。

人間の感情には意味がある。身体の反応には意味があるのです。すべてに意味がある。怒りも、悲しみも、抑うつも、人間が備えた力なのです。そうした感情は、人間に与えられた意味ある存在なのです。

ここで、頭で考えて、蓋をすると、感情や身体からの大切なメッセージを置き去りにしてしまいます。受容しないまま、強がって対応していくと、次第に感情の声が摩耗し、マインドフルネスが崩れます。昔「インサイド・ヘッド」というアメリカが生んだ素敵なピクサーという会社の映画作品に、描かれています。カナシミを拒否して、ヨロコビだけで生きていくと、人格バランスが崩壊しそうになります。(ブログに書いています

だから、普段避けている感情、例えば、怒りや悲しみ、無気力やうっ屈感、とも共に居続けることが大切なのです。

■共に居続ける方法

では、共に居続けると言って、一体何をすることなのでしょう?

それは、目をそむけたくなる事実と共に居て、ぎゅーっと、自分の身体の感じや感情を、しっかりと、むきあってみることです。起きた出来事がもたらす自分にもたらしているインパクトを味わう。

すると、消化されていく。時に、涙がこぼれることがあります。それでいいんです。宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」では、異世界に迷い込んだ千尋が、ハクからもらったおにぎりを食べて涙する場面があります。受容する瞬間には、言葉にならないものが涙として、こぼれてくることがよくあります。湯婆婆が支配する油屋のようなおっかない世界を受け容れ、そして対応する中で千尋は、自分自身に眠る本来の力強さにであえるようになります。

自分らしさを取り戻した人は、力強く、軸をぶらすこと少なく、現実に向き合うことが出来るようになります。

■一人でどうしてもダメなら

今、私は、自分でこうしたプロセスをします。でも、抱えきれないことがあります。そうした時には、マイ・コーチに相談しています

こうしたプロセスを支援することをコーチングでは、プロセス・コーチングと呼ぶ、パワフルな手法があります。上記に書いたものは、このプロセス・コーチングの手法をご紹介しています。

マイ・コーチに相談するのも一手でしょう。

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