「パラレル」の生き方をすると、エネルギーが生れます。
例えば・・・
- 平日は、本業で東京で働き、土曜日は、NPOで地方で働く。日曜日は、家族と遊ぶ。
- 早朝に、コーチングをする。昼間は、営業をする。夜は、講師をする。
- 昼間は、人事の仕事をして、夜は大学院で勉強する、土日は、マラソンの練習をする
見ての通り、少し引き裂かれそうになる。
でも、それでいいんです。その裂け目から、新しい何かが生れてくるのです。
MITのピーター・センゲ教授は、著書の『学習する組織』の中で「クリエイティブ・テンション」が、自らのビジョンと現実のギャップがある際に、緊張感が生れることを指摘しています。
苦しいように思えるかもしれないけど、蟹が脱皮するように、成長には殻を破る裂け目が必要なんです。この裂け目は、怖いようでいて、新しいフレッシュな空気を自分の中に流し込む機会を創り出せるのです。
逆に、ある程度、先が読めて、計算しつくせるような状態、裂け目の無い状態であれば、クリエイティブ・テンションは生じません。安心感はありますが、躍動感はないでしょう。
志を持とう、夢を持とう、ビジョンを持とう、と言われます。もちろん、何かがきっかけでそうした大きな志を持つ人も知っています。しかし、私自身もそうなのですが、いきなりこうした大きな何かをイメージすることは難しいことがあります。
そこで、「パラレル」です。理想という縦方向にいきなり跳ぶのではなく、2つの現実を水平面に持つのです。そうすると、裂け目が出来始めるのです。
もちろん、いきなりがっつり「パラレル」を実現するのは大変です。軸足を持ちつつも、まずは、小さな一歩を、自分の心惹かれるものに対して、出してみる。その行動が、新しい世界にいつも私を誘ってくれました。今、私自身がNPO法人GRAで理事をしていますが、最初のきっかけは、ただ、友人に誘われて、話を聞き、中学生向けのキャリア教育のメンバーの一人で加わったことがはじまりです。決して、大きな話を引き受けたわけではありません。
今日の私の小さな一歩は、「東の食の実行会議2016(最終回)」に参加することです。明日まで福島県で学んできます。楽しみにしています(^^)
4月にかけての「小さな一歩」提供しています。まずは、参加してみませんか?